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泉美木蘭
2017.1.5 03:05

石破茂氏が特例法に「待ったをかける」

いまテレ朝のお昼のニュース番組を見ていたら、
自民党の石破茂氏が、生前退位の特例法に「待ったをかける」という
ニュースが流れて驚いた。
なんてすごい政治家なんだ!
自民党から、それも石破氏ほどの大物政治家が、特例法に異議を
唱えてくれるなんて、よほどの覚悟と勇気があってのことだと思う。

テレ朝の報道によると、
とはいえ、自民党内は特例法の流れで意見が統一されていることも
あって、「相手にされないだろう」「党内に仲間が集められるのか?」
という見方をされているらしい。

しかし、そもそも、自民党内で意見が統一されており、議論もせずに
「皇室典範改正は時間がかかる」「特例法で」と結論ありきで
天皇陛下の
お気持ちを勝手に押し流してしまっていることのほうが
ずっと異常なことだ。

そこに一石を投じた石破氏は、素晴らしいと思った。

石破氏は、昨年末にもラジオ番組で
「私は特措法(特例法)というものに、あんまり得心していない。
(皇室典範を)変えていかなきゃいけない」
と発言
していたらしい。
「皇室が次の時代にないかもしれない、という恐怖感が私にはある。
次の時代にツケを先送りしてはいけない」
とも話していたようだ。

「政争の具にするな」と言って議論を封印しようとする今のやり方は、
異常で、国のためにならない。
石破茂氏を応援したいと思う。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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